EXPO 2025のステージでレコードと音楽の力を世界に発信

2025年4月13日から大阪で開催されているEXPO 2025。国内では2005年の愛知万博以来20年ぶりの開催となる国際的なイベントに、Feel Recordsも参加させていただきました。

Feel Recordsが所在する兵庫県では、県全体をひとつのパビリオンに見立てて、地域の魅力を発信する「ひょうごフィールドパビリオン」を展開しています。Feel Recordsは、2023年2月にひょうごフィールドパビリオンの認定プログラムに選ばれており、5月26日から5日間にわたって万博会場で開催された「ひょうごフィールドパビリオンフェスティバル2025」の催しのひとつとして、会場を盛り上げました。

兵庫グルメや地場産業などの多彩な展示が行われた「ひょうごフィールドパビリオンフェスティバル2025」のなかで、Feel Recordsは私たちらしいユニークなスタイルで出展しました。

京都はなれ店のアニバーサリーイベント「METRO de Night?」でフロアを沸かせたDJ SHARK、DJ SANCON、DJ SUWAによるDJユニット「BEAT TRICKS」が、この日のためのスペシャルなライブセットでステージへ。DJパフォーマンスを通して、私たちが大切にするレコードと音楽の魅力を世界へ発信しました。

この日の会場となった「ギャラリーWEST」は、着席で鑑賞するシッティングスタイル。一体感を生み出すには少し難しい環境でした。しかし、4台のターンテーブルを駆使して繰り出されるヒットチューンとスクラッチに、たまらず踊り出すお客さんの姿も。

はじめは緊張感が漂う場内でしたが、BEAT TRICKSのパフォーマンスが熱を帯びるにつれて、開放的な空気に包まれていきました。そんな会場の様子に音楽が持つ力を改めて感じました。

私たちが出展した日は平日でしたが、万博会場は多くの来場者で賑わっていました。海外からのお客さんも多く、それぞれが目的のパビリオンを楽しんでいる様子が印象的でした。人気のパビリオンはどこも事前予約が必須で、会場全体が活気に満ちていました。

実際にパビリオンを体験することはできませんでしたが、外からでも楽しみ方はたくさんあります。各国の個性が光るパビリオンは、それ自体がアート作品のようで、建築物として眺めて歩くだけでも、十分な見応えがありました。

音楽に触れるなら、「ウォータープラザ」は外せません。広大な水上ステージで繰り広げられる音楽と噴水のショーは圧巻です。夜にはライティングとプロジェクションマッピングも加わり、その幻想的な光景は必見だと思います。

そして、万博のもうひとつの楽しみがグルメです。世界中の国々が集まる万博会場では本場の料理を堪能できます。私たちはベトナム料理とインド料理をいただきましたが、どちらも絶品。場内には90を超える飲食施設が設けられているので、グルメツアーも楽しめそうです。

実際に会場を歩いてみると、一度では回りきれないほど、多様な魅力と発見があることに気づかされます。このような歴史的な国際イベントに参加できたことを嬉しく思うと同時に、今回の出展を機に、兵庫県への注目がさらに高まることを願っています。